令和4年2月14日
保護者の皆様
社会福祉法人陽光福祉会
理事長 大 庭 正 宏
保育中における子どものマスク着用について
2月10日に政府から示された「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針案」では、保育園児のマスクについて、可能な範囲で一時的に着用を推奨することが明記され、2歳未満には勧めず、「子どもの体調変化に注意する」などの留意点が加えられました。方針案では、発育状況などから着用が無理なく可能と判断された子どもを推奨の対象と位置付け、「低年齢児は特に慎重に対応する」としています。留意点としては、①息苦しくないか、嘔吐していないかなど体調変化に十分注意する②調子が悪い場合は無理して着用させる必要はない③一律に着用を求めない④子どもや保護者の意図に反して無理強いしない、などが挙げられています。
この対処方針案を受け、保育中における子どものマスク着用については、保護者の意図に反して無理強いさせることがないよう、これまでと同様に必須とはせず、保護者の方の希望に応じた対応とさせていただきます。また、子どもの意図に反して無理強いしないことも求められていることから、保育中に子どもがマスク着用を嫌がる場合は、マスクを外させていただくこともあります。さらに、園庭や散歩などの外あそびの際には、十分な呼吸ができなくなるリスクが指摘されていることから、マスクを外させていただきます。ご理解の程よろしくお願いします。
~マスク着用に関するお願い~
ご存じの通り、新型コロナウイルス感染症の予防のためには、不織布マスクを隙間なく着用し続けることが求められます。不適切なマスク着用は、感染予防効果が期待できないばかりか、マスクを気にして手で触ってしまったり、マスクを外して置きっぱなしにしたりすることで、接触感染の原因を作り出してしまうこともあります。不適切なマスク着用については保育園でも声かけはさせていただきますが、集団保育の中では限界もあります。つきまして、お子様のマスク着用の際には、まずご家庭にて、マスク着用の方法を教えたり、練習を行ったりしていただきますようお願いいたします(年長児クラスのみ就学に向けた保健指導の一環として、マスク指導を行っています)。
また乳幼児のマスク着用については、日本小児科学会などから、①呼吸が苦しくなり窒息する危険性②嘔吐した場合に誤嚥性肺炎や窒息の危険性③熱がこもることによる熱中症の危険性④顔色・呼吸の状態など体調異変の発見が遅れる危険性などが指摘されていることを踏まえ、ご家庭でお子様がマスクを着用する際には目を離さないようご注意ください。
**参考**