保育園は、集団生活のため感染症が発生すると流行しやすくなってしまいます。
下記「学校保健法」において定められている「学校伝染病」にかかった場合、周囲の子ども達への感染防止等の目的から、登園停止期間が定められています。登園停止期間中は登園できませんので、ご理解・ご協力をお願い致します。
※医師の判断により停止期間が異なる場合があります。
感染症後の登園については、意見書または登園届が必要となる場合があります。
意見書(医師記入)
内容 | 医師により、感染症が軽快し、学校保健安全法の基準による感染症の予防上支障がないことを証明した書類 |
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記入者 | 診断を行った医師 |
対象となる感染症 | 麻疹・風疹・水痘・流行性耳下腺炎・結核・プール熱・流行性角結膜炎・百日咳・腸管出血性大腸菌感染症(0157など) |
ダウンロード | 意見書[PDF] ※2枚セットになっていますので半分に切ってご利用ください。 |
登園届(保護者記入)
内容 | 医師により症状が回復し集団生活に支障がない状態と判断されたということを保護者が報告する書類 |
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記入者 | 保護者 |
対象となる感染症 | 溶連菌感染症・マイコプラズマ肺炎・手足口病・伝染性紅斑(りんご病)・感染性胃腸炎(ノロ・ロタ・アデノウイルスなど)・ヘルパンギーナ・RSウイルス・帯状庖疹(ヘルペス)・突発性発疹 |
ダウンロード | 登園届[PDF] ※2枚セットになっていますので半分に切ってご利用ください。 |
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感染症対策
あおぞら保育園では2012年に厚生労働省により示された「保育所における感染症対策ガイドライン」に沿って感染症対策を行なっています。
- 日常の清潔と清掃
- 園舎内はこまめに清掃を行い園内環境の整備を心がけています。拭き掃除やおもちゃの清掃には、ピューラックス(次亜塩素酸ナトリウム)を薄めたものを使用しています。また、ひよこ組の子どもが口にしやすいおもちゃは、殺菌庫にて毎日消毒を行っています。
- 保育環境の整備
- こまめに換気を行い、空気の入れ換えを心がけています。また、冬季は加湿器を使用し湿度管理にも注意を払っています。
- 子どもの健康管理
- 登園時の健康観察をはじめ、看護師が中心となって積極的な健康管理を行っています。さらに、園児一人一人の予防接種の履歴や感染症の罹患状況、病欠の状況などをデータベース化し、いざという時にすぐ対応できる環境整備を行っています。
- 手洗い・咳エチケットの徹底
- 食前・食後、トイレ後、外出後の手洗いはもとより、生活の節目で流水による手洗いを行っています。手ふきタオルは使い捨てペーパーまたは個人別のタオルを使用しています。また、正しい手洗いの方法や咳エチケットへの指導も行っています。
- オムツ交換
- オムツ交換の際は、使い捨て手袋を使用し、おしり拭きには使い捨てのホットタオルを使っています。
- 嘔吐処理
- 嘔吐への迅速な対応ができるよう、各保育室に嘔吐処理セットを配備しています。また研修などを通じて、嘔吐後速やかに子どもを別の部屋に移動させる、嘔吐物が広がらないような処理方法など、集団感染予防のために必要となるスキルを身につけるよう取り組んでいます。
- 職員の知識・情報の共有化
- 感染症対応マニュアルの整備・各種研修を通じて、職員全員が迅速な対応を行えるよう日々研鑽を行っています。また、毎朝の朝礼で看護師が感染症の発生情報などを報告し、園全体で情報が共有出来るよう努めています。
- 職員の健康管理
- 職員全員を対象とした健康診断(毎年)、O-157・サルモネラ・赤痢菌の細菌検査(毎月)、抗体検査(適時)を実施し健康管理に努めています。また、インフルエンザの予防接種は毎年実施しています。
感染症の種類
次の感染症に罹患した場合は保育園にお知らせ下さい。
治癒後の登園には意見書または登園届けが必要となる場合があります。
病名 | 潜伏期間 | 感染可能期間 | おもな症状 | 登園基準 | 必要書類 |
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インフルエンザ | 1~2日 | 感染後約10日 | 発熱、全身倦怠、筋肉痛、鼻カタル、咽頭痛、咳 | 解熱した後3日を経過し、元気が良いとき | 登園届 |
百日咳 | 6~15日 | 感染後約3週 | 発作性咳の長期反復、持続 | 特有の咳が消失した時 | 意見書 |
はしか(麻疹) | 10~12日 | 発疹出現の前後4~5日 | 上気道のカタル、発熱、粘膜疹、コプリック斑 | 発疹に伴う熱が下がった後、3日を経過し、元気が良いとき | 意見書 |
おたふく風邪(流行性耳下腺炎) | 14~24日 | 明らかな症状を示す7日前からその後9日続く | 発熱、耳下腺、舌下腺、顎下腺の腫脹及び圧痛 | 耳下腺の晴れが消失したとき | 意見書 |
三日はしか(風疹) | 14~21日 | 発疹出現の前後7日間 | 腫々の発疹、軽熱、リンパ腺腫大 | 発疹が消失したとき | 意見書 |
水ぼうそう | 11~20日 | 水泡発現前2~後6日 | 軽熱、被覆部に発疹、斑点丘疹状→水泡→顆粒状痂皮 | 全ての発疹が痂皮(かさぶた)になったとき | 意見書 |
咽頭結膜熱(アデノウィルス) | 5~6日 | 潜伏期後半~発症後約5日間 | 発熱、全身症状、咽頭炎と結膜炎の合併症 | 解熱し、主要症状がなくなった後、2日を経過してから | 意見書 |
流行性角結膜炎 | 1週間以上 | 発病後約2週間 | 軽熱、頭痛、全身倦怠、結膜炎症、眼瞼浮腫、目やに | 医師により感染のおそれがないと認められるまで | 意見書 |
急性出血性結膜炎 | 1~2日 | 発病後約4日 | 流涙、結膜充血、眼瞼浮腫、滲出液 | 医師により感染のおそれがないと認められるまでで | 意見書 |
手足口病 | 2~7日 | 2~7日 | 感冒様症状、手足口に赤斑→水泡 | 医師の判断による | 登園届 |
りんご病(伝染性紅斑) | 17~18日 | 14~20日 | 顔面赤斑とくに頬部の赤斑性湿疹 | 医師の判断による | 登園届 |
溶連菌感染症 | 2~4日 | 潜伏期後半~発症後約7日間 | 発熱、咽頭痛、扁桃腺炎、苺舌、頸部リンパ節炎、全身に発疹 | 医師の判断による | 登園届 |
乳児嘔吐下痢症(ロタウィルス・ノロウィルス) | 不定期 | 不定期 | 発熱、下痢、嘔吐 | 医師の判断による | 登園届 |
感染症胃腸炎(小型球形ウィルス・SRSV) | 1~3日 | 発熱、腹痛、下痢 | 医師の判断による | 登園届 | |
マイコプラズマ肺炎(うつる肺炎) | 10~24日 | 咳、発熱、呼吸困難(重症の場合) | 医師の判断による | 登園届 | |
ヘルパンギーナ | 2~7日 | 高熱、咽頭痛、咽頭に水泡 | 解熱し食事もできて元気になったとき | 登園届 | |
突発性発疹 | 約10日 | 高熱、3日後に全身に発疹 | 医師の判断による | 登園届 | |
ヘルペス性菌肉口内炎 | 2日~2週間 | 口内炎症 | 登園届 | ||
とびひ(伝染性脳痂症・皮膚化膿症) | 2日~10日 | 水泡消滅まで | 主として豆粒大の水疱自覚症状あまりなし | 医師の判断による | |
水いぼ(伝染性軟属腫) | 14~50日 | 球状のいぼ | 医師の判断による |